「ひさご寿司」で冬季限定(12月~2月末)の「蒸し寿司」(1,998円税込)、茶碗蒸し(594円税込)を食べました。
ひさご寿司は昭和25年(1950)創業のお寿司屋さんで、河原町通りの歩道から硝子越しに見える板場が特徴的な店構えをしていて目を引きます。
この日は成人の日
京都の街に振袖の女性が目を引きました。
ひさご寿司の冬の名物「蒸し寿司」を食べたいと思い行ってみました。
蒸し寿司は(12月~2月末日まで)の限定です。
外から店を覗くと、おばあさんがひとり待っておられるのが見えます。
いつも誰かが待っているのを見かけていますが、、、
うむー、待つのか
どれくらい待つのか聞いてみようと中へ入ると「2階へどうぞ」と案内されました
見ると階段が急です
どうやらおばあさんは1階席が空くのを待っておられたようです。
いつもお店が混雑しているように見えたのは1階席が空くのを待っているご年配の方達だったのかー!
階段をあがると、手前が喫煙席、窓側が禁煙席となっていました。
この日は誰も吸わず、ホッ。
後で知りましたが1階は完全禁煙とのこと。
最初は2組しか入っていませんでしたが、後からどんどんお客さんが入って来てほぼ満席となりました。
客層は地元民と思われる年配の方や、出張で立ち寄ったと思われるサラリーマン、観光で京都に来られた家族という感じですが、年齢層は高めです。
私は蒸し寿司にちゃわん蒸しがついたセットを注文しました。
この日は不慣れなバイトさんが接客をしていましたが、一生懸命なのでみんな心の中で応援してたかと。
運ばれてきたものの印象は「小さい!」でしたが、食べてみるとお腹がいっぱいになりました。
結構食べるほうだと思う私がお腹がいっぱいになったので、そこそこボリュームがあると思います。
見た目以上の破壊力!
食べてみますと、ご飯が「ふんわり」
うわー、なにこの優しいふんわり加減!
思わず友人と目を合わせました。
海老やら、卵やら、食べてみると丁寧に料理されていることがわかります。
なんだかすごい!
美味しい!
でも、これ十代とか若いときに食べてたらこの良さはわからなかったかもしれないなぁとは思いました。
おばあちゃんがひとりでも食べに来るのがわかる気がします。
料亭のような味を気軽に頂けるのがとても良いと思いました。
食事が終わるとほうじ茶を出してくれました。
そして「お帰りの際にはレジにお渡し下さい」とメッセージの入った青いクリスタルの棒(昔のホテルキーのやつ)を渡されました。
心の中で(なにこれーーー!)
なんだかアナログで、昭和な雰囲気が漂うところが良かったです。ツボに入りました。
階段を下りると、階下ではおばあちゃん達が座って席が空くのを待っていました。
私もいつかここに座って席が空くのを待つ日が来るんでしょうね。
JR京都伊勢丹店と高島屋京都店の地下売場でひさご寿司を購入することもできます。
名代ちらし寿し 1人前(1,998円税込)などあります。