京都市役所の「屋上庭園」へ!話題のエレベーターや隠れた癒やし空間も

京都市役所の本庁舎屋上は、2021年の改修工事完了に伴い、市民や観光客が自由に立ち寄れる「屋上庭園」として整備されています。
さて、屋上庭園に上がるためエレベーターへ向かうと「屋上庭園開放中!」の立て看板が!ウェルカムされている雰囲気がうれしいです。 軽食OKとのことで、「屋上でごはんを食べてもいいんだ!」とワクワク。
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噂の「500万円エレベーター」とご対面

と、ここでこのエレベーターに見覚えが……。
一時ニュースで話題になった、「改修費約500万円(扉2基の装飾)」のあの漆塗り・蒔絵のエレベーターです!
当時、京都市は将来的に財政破綻しかねないほどの巨額の借金を抱えており、市民サービス(敬老乗車証の負担増、保育料の値上げなど)のカットや見直しを進めている真っ最中でした。そのため、世間や市民からは「身を切る改革をしている中で、500万円もかけてエレベーターをピカピカにするのは税金の無駄遣いではないか」という厳しい批判の声が殺到しました。
一方で、この改修には京都ならではの高度な技術が使われており、批判に対して京都市側は、「ただの贅沢品ではなく、京都が誇る伝統産業の優れた技術を、多くの人が訪れる市役所で発信・PRするためのものである」と説明しました。また、本庁舎の歴史的な雰囲気(登録有形文化財)とも調和させる意図があったとしています。
ほほう……これが(1基あたり)250万円。
背景を知って見ると、「これを無料で見られて、おまけに乗れちゃうなんてちょっとお得感があるかも」なんて思ったり。
確かに豪華ではあるけれど、歴史ある建築と調和が取れているかと言えば、少し雰囲気が違う気も……? でも、エレベーターのような金属の扉に、これだけの伝統工芸を施せる技術は本当に素晴らしいと思います。これを見た海外の富豪が「自宅エレベーターにぜひ!」など依頼が舞い込むといいですね。
そして、いよいよ屋上へ!
開放感抜群のウッドデッキと、京都タワー、そして目の前の時計塔

うひょー!ウッドデッキが広がっていて、とても見晴らしがいいです。
スペースは十分あるものの、右側はママ友の団体さんでいっぱいで、なんだか近づけない雰囲気。
でも、エレベーターを降りてすぐの場所にもベンチがありますし、そこからの風景も最高です。

遠くには京都タワーが見えます!
東山にある「祇園閣」や「霊山観音」も見えるそうなのですが、そちらの方ではチラホラとベンチに座ってご飯を食べている人がおられ、「わざわざそっちまで行って風景を覗き込むのはお邪魔かな……」と、ひとりで少し気後れしてしまいました。ちょうどお昼時に来てしまった私が悪いですね。
またの機会にゆっくり眺めたいと思います!

そして、見上げると、日本近代建築の巨匠・武田五一が監修したエキゾチックなデザインの「塔屋(時計塔)」をすぐ目の前で鑑賞することができます。
ううん、素晴らしい。まるで海外の教会のような美しい装飾です。
祇園祭の特等席と、向かいに見える「本能寺」

屋上からは、下の広場や目の前の御池通を見下ろすこともできます。
あの広場で「郡上をどり」が催されたことがあるのですが、上から見下ろしても楽しそうですね。
そして、ここは祇園祭の「山鉾巡行(御池通)」を上から見下ろせる絶好のポジションでもあるため、巡行の日(前祭・後祭)には抽選などによる有料の特別鑑賞イベントが企画されることもあります。
ちなみに、2026年の屋上鑑賞の申し込み締め切りは6月11日までです!本日ですよ!

ふと、京都市役所の真向かいに目を向けると、ビルとビルの間から覗いているのは本能寺(のはず)。
あの地で織田信長が……と思うと、歴史のロマンを感じるロケーションです。歴史に詳しい人がいたら、いろいろお話を聞けそう。
最後に...周辺グルメと、もうひとつの隠れた休憩スポット
最近、京都市役所のすぐ横にオープンした商業施設「ててまち」には、スターバックスやカレーの「カリル」、そして「まるき製パン所」などの人気店が入りました。
まるき製パン所で美味しいパンを買って、この屋上庭園でいただくのも最高ですね。
(屋上庭園は素晴らしい場所なので、ルールやマナーを守って頂きたく、ゴミなどはお持ち帰りくださいますようお願いします)

最後に、エレベーター脇の通路に入ってみると、現代的でおしゃれな空間が広がっていました。美術館!?
隣の庁舎へと渡る通路と中庭があります。京都には「坪庭」という文化があるので、こうした中庭の造りも京都らしく感じられます。
ここにもベンチなどがあり食事もできますが、上からはちょっと丸見え。
でも、屋上と違って建物が日陰を作ってくれる場所もあるので、涼しくゆっくり休めそう。今度はここに座ってみようと思います。
市役所というと、「用事があるときにしか行かない、少しお堅くて苦手な場所」と感じる人も多いと思いますが、京都市役所は市内の中心にある立地を活かした、市民や職員に優しい開かれたスペースだと感じました。 多くの自治体の市役所も、こんな風に「日頃から用事がなくてもぶらっと立ち寄りたくなる」ような雰囲気だとありがたいな、と思いました。
ここ、私のお気に入りスポットになりそうです。












