tabiruの旅

海外・国内旅行の体験&観光案内with食べ歩きグルメ。旅行を充実させるためのヒントに。


スポンサーリンク

【京都左京区】石川五右衛門「絶景かな」で有名な南禅寺の三門。高さ22mからの絶景を見てきました!

【京都左京区】日本3大門のひとつ。南禅寺の三門。(10月の様子)

 

f:id:tabiru:20171007152315j:plain

日本3大門のひとつ。南禅寺の三門。

南禅寺の三門の高さは22m。

歌舞伎「楼門五三桐」(さんもんごさんのきり)で石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」で見得を切る舞台として有名です。

金地院の後、三門へやってきました。

急な木の階段をのぼると「おぉ!絶景かな~!」

10月初旬の風景はちょっと紅葉が見られるけど、まだ緑が多いですね。

スポンサーリンク

 

f:id:tabiru:20171007152433j:plain

遠くを見れば真正面に京都ホテルオークラが見えます。

やや右手に平安神宮の赤い鳥居。

今日はあそこからここまで歩いて来たのだなぁ。結構歩きました。

もう少し眺めていたかったけれど、下から三門の写真を皆さんが代わるがわる撮っていて、他人の思い出に残らないよう退散(笑)

 

スポンサーリンク

f:id:tabiru:20171007152722j:plain

三門はぐるりとまわれるようになっていて、裏へやってきました。

それにしても立派な作りだこと!

三門からの眺めも良かったのですが、思ったより廊下が広くてびっくりで、木製の手すりの頑丈な作りだとか、昔の人の技術に感心。

木造建築っていいなぁ!

f:id:tabiru:20171007152710j:plain

裏の眺め。11月になれば紅葉が綺麗です。

f:id:tabiru:20171007152914j:plain

秋の紅葉「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの舞台で有名な天授庵(てんじゅあん)が見えます。

紅葉すると真っ赤な紅葉が見られます。

方丈の柿皮葺屋根がよく見えます。

柿皮葺屋根は技術者が少なくなっていて、修復も難しい屋根なのだそうです。

右の建物には越屋根(こしやね)がついてるのが見えます。なんだか可愛い。

天授庵を見下ろすなんて三門ならではですね。

帰るには再び急な階段を下りるのですが、のぼってくる人と階段を譲り合いながら、頭上にも気をつける必要があり、段差が広いので結構怖くて「歳をとったら三門に登れないかも!」と思いました。

 三門は体力があるうちにのぼってみて欲しいです。

 

臨済宗大本山 南禅寺

拝観時間 午前8時40分~午後5時( 3月1日~11月30日)・午前8時40分~午後4時30分 (12月1日~2月28日)・拝観受付は拝観時間終了の20分前まで 

料金 500円(外観は無料で眺められ門をくぐることもできます)

住所 京都市左京区南禅寺福地町

アクセス 東西線蹴上駅」下車徒歩10分、京都駅より市バス5系統「南禅寺永観堂道」下車、四条河原町より市バス32、203系統「東天王町」各徒歩10分

南禅寺の詳細情報&周辺の人気観光スポットはコチラ>> 

【京都市左京区】家康の遺言による3つの東照宮のうちのひとつ「金地院」。特別名勝「鶴亀の庭園」をお見逃しなく!

京都市左京区】家康の遺言による3つの東照宮のうちのひとつ「金地院」

 

f:id:tabiru:20171007143308j:plain

 金地院(こんちいん)に10月の3連休に行って来ました。

金地院は南禅寺塔頭のひとつで、臨済宗南禅寺派の寺院です。

南禅寺の三門や疎水に向かうため、 金地院を通り過ぎてしまう人が多いのですが、特別名勝のお庭「鶴亀の庭園」や重要文化財もある素敵な場所です。

入り口すぐの池(弁天池)がモネの池ですか!?というくらい素敵なんです!

そして3連休なのに人がいない!落ち着く~。

 

 金地院の詳細情報&周辺の人気観光スポットはコチラ>>

 

f:id:tabiru:20171007143354j:plain

拝観の案内に従って、お庭を散策できます。

苔がむしてて素敵なお庭。

この先に小さな滝があって、その水音とあいまって森にいるような錯覚に陥ります。

本当にここは京都市内なの!?とびっくりなくらい穏やかな空気。

さらに先に東照宮をお参りするためのプチ参道が見えてきます。

東照宮とは、東照大権現である徳川家康を祀る神社のことです。

金地院は家康の遺言による3つの東照宮のうちのひとつです。

スポンサーリンク

f:id:tabiru:20171007143611j:plain

東照宮重要文化財)に来ました。

金地院東照宮の本殿には家康の遺髪と念持仏が納められています。

権現造り(ごんげんづくり)の黒い建物で、遠目にはちょっと怖い。

でも近づくと、日光東照宮のような素晴らしい透かし彫りがあり、剥げてはいますが鮮やかな色彩がわずかに見られます。

その凝った装飾に「すごい!」のひと言。

当時はさぞかし華やかだったことでしょう。

外観とは裏腹に、天井の鳴龍は背景も無くシンプル。

現代アートな雰囲気がありますが、江戸時代初期の狩野派の絵師・狩野探幽によるものです。

百人一首のような札の額は、三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)。

江戸時代の土佐派を代表する絵師・土佐光起(とさみつおき)が描いたものです。

鶉(うずら)の絵に猫が飛びかかったという伝承が梅窓筆記にあるほど絵が上手い絵師が描いた、と聞けば近くで見たくなると思いますが、残念ながら入口から眺めるのみ。

でも実際に訪れてみると遠目からでも雰囲気が素敵なのは感じとれます。

 

f:id:tabiru:20171007144211j:plain

石畳の階段を下って開山堂に来ました。

後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の勅額を仰ぐ、左右の両側に十六羅漢像が安置されています。

徳川将軍家の姫・和子(まさこ)が後水尾天皇に嫁入りした関係から後水尾天皇なのでしょう。

開山堂の十六羅漢像はそれぞれ個性豊かな像のように感じるのですが、これまた近くで見れないのが残念。

でも眺め応えがあって、足を止めて見入ってしまいました。

夜になったら十六羅漢像達が動いてそうな雰囲気があります。

奥から三人目の方の手つきが気になります。。。道具を紛失しましたか?(笑)

スポンサーリンク

 

f:id:tabiru:20171007144434j:plain

金地院のいちばんの見どころ、特別名勝「鶴亀の庭園」です。

鶴亀の庭園は「書院式枯山水」の庭として有名です。

白砂は宝船を象徴するとともに、海洋をあらわしています。

真正面に大きな平たい一枚岩があり、さきほどの東照宮を拝むための遥拝石です。

右に鶴島、左に亀島があります。

鶴の背には常緑樹、亀の背には落葉樹が植えられていて、秋には少し紅葉も楽しめそう。

このお庭が静寂に包まれてまして、いつまでも座って眺めていたくなる穏やかさ!

人も少なくて贅沢な時間を過ごせました。

大人な京都を楽しむのにおすすめです。

f:id:tabiru:20171007150559j:plain

鶴亀の庭園は小堀遠州が作庭しました。

小堀遠州は作事奉行(土木建築関係の仕事をする責任者)として活躍し、江戸時代の茶人でもあります。

遠州は洞水門(琴窟と呼ばれるものの原型と言われている)を発明したり、名古屋城天守閣の建築の監督している多才なお方です。

写真は本堂(大方丈)から鶴亀の庭園を眺めているのですが、撮影禁止で撮れませんでしたが、本堂で襖や障子腰板には狩野派による金地の障壁画を眺めることができます。

また時間指定の特別拝観(通年)では長谷川等伯の襖絵「猿猴捉月図」や遠州の茶室「八窓席」を見ることが出来ます。(入り口で時間をお確かめ下さい。)

猿猴捉月図はおさるさんが可愛いんですよ!

南禅寺を訪れるなら 金地院にもぜひ立ち寄って頂きたいです。

 

金地院 

住所 京都市左京区南禅寺福地町86-12(南禅寺の三門の手前) 

アクセス 地下鉄東西線 蹴上下車 徒歩約5分、市バス 南禅寺永観堂道下車 徒歩約10分 

拝観時間 午前8時半~午後5時 

拝観料 大人400円

京都国立近代美術館で無料で見られる日があります!& 「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」の紹介

 

京都国立近代美術館にはコレクション展無料観覧日があります!

f:id:tabiru:20171007124048j:plain

京都国立近代美術館は私の好きな美術館です。

平安神宮の目の前にあって、鳥居の隣に静かに建っています。

美術館って気軽に寄れないイメージがあるかもしれませんが、京都国立近代美術館はブラリと寄れる気安さがあっておすすめです。

入場券が無くても、ミュージアムショップやカフェを利用することができるのです。

お土産を買うも良し、テラス付きカフェで休憩したり、ランチも食べられます。

またコレクションギャラリーでは、京都国立近代美術館所蔵の作品を、毎回テーマを設けて紹介していて、コレクション展無料観覧日は無料で鑑賞できます!

 

 京都国立近代美術館 の詳細&周辺の人気観光スポットはコチラ>>

 

 

現在、京都国立近代美術館で「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」が開催中。

玄関に展示された作品「オープン・ザ・ボックス・オブ・パンドラ」(1990年)は無料で鑑賞できます。

すごく大きな作品!

木彫りで、トーテンポールのようです。

近くでみると凹凸がはっきりとわかり、ダイナミックに削られ迫力があります。

スポンサーリンク

 

f:id:tabiru:20171007124106j:plain

ピカソのようなキュビズム(いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収めること)が見られます。

彼女の瞳に見ている相手の顔がうつっているのか、彼女を支配する者の象徴なのか。

とにかく泣いてる原因のひとつでしょう。

作品を眺めてみてもっと作品が見たくなったらチケットを購入して楽しんでください、そんな配慮が京都国立近代美術館にはあるのです。

京都国立近代美術館の近くに来たならとりあえず覗いて見るのがおすすめです。

他の美術館のチラシも置いてありますのでアートに興味のある方の情報収集にもおすすめです。

絹谷幸二氏は、1966年に東京藝術大学美術学部油画科を卒業後、同大学院の壁画科へ進学し、アフレスコ(フレスコ画)の研究に邁進しました。

アフレスコの巨匠、ブルーノ・サエッティとの出会いをきっかけに、1971年にイタリアのヴェネツィア・アカデミアに入学し、サエッティのもとでアフレスコ古典画法および現代アフレスコの研究に取り組みました。

帰国後、画家の登竜門と言われた安井賞を歴代最年少で受賞。

アフレスコ技法による色彩豊かで、エネルギーに満ち溢れた画面によって、独自の画風を確立し、2014年には文化功労者に選出されました。
 本展覧会は、絹谷幸二の初期から現在に至る代表作を展示するとともに、素描や陶芸、ガラス作品に至るまで、この画家の多彩な活動の全貌に迫ろうとするものです。

会期は2017年8月22日(火)~10月15日(日)まで。

 

京都国立近代美術館のカフェCafé de 505 (カフェ・ド・ゴマルゴ)

京都国立近代美術館には琵琶湖疏水に面したガラス張りのカフェがあります。

こちらのテラスでお茶を頂いたのですが静かで眺めも良くておすすめです。

店員さんもとっても感じが良く丁寧でした。

 

 

 京都国立近代美術館

コレクション展無料観覧日 はHPのコレクションギャラリーでご確認下さい。

住所 京都市左京区岡崎円勝寺町26-1

アクセス JR・近鉄京都駅前(A1のりば)から市バス5番 岩倉行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車すぐ

営業時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

毎週金曜日、土曜日 午前9時30分~午後8時(入館は午後7時30分まで)