tabiruの旅

海外・国内旅行の体験&観光案内with食べ歩きグルメ。旅行を充実させるためのヒントに。


スポンサーリンク

京都・祇園に春を告げる「鍵善良房」へ。柳桜の生菓子と、唯一無二の岩山椒。

京都・祇園に春を告げる「鍵善良房」へ。柳桜の生菓子と、唯一無二の岩山椒。

春の和菓子が並ぶショーウィンドウに、思わず目が惹きつけられます。

 

 

祇園の老舗「鍵善良房」を訪れました。

 

こちらは「くずきり(1,600円)」が有名ですが、「わらびもち(1,400円)」などの甘味も絶品で、常に人気が絶えません。冬場は限定の「キビ餅ぜんざい」や「おしるこ」もいただけます。

くずきりのつるつるっとした喉越しが好きで、夏になるとよく頂きます。以前は1,000円ちょっとで楽しめた記憶がありますが、最近は物価高の影響もあり、随分とお高くなった印象が否めません。本葛(ほんくず)を使っている贅沢品だと分かってはいても、やはり手が出にくくなってしまいました。

今日は喫茶ではなく、お持ち帰りの和菓子がお目当てです。

 

店頭には春らしい「お花見セット(祇園だんご2本、生菓子2個/1,960円)」や、「祇園だんご(3本入り1,200円、5本入り2,000円)」が並んでいました。祇園だんごとは、桜から新緑の季節(3〜4月頃)に販売する、紅・白・こし餡の三色だんごです。お店の方に伺うと、「お写真もどうぞ」と快く許可をいただけました。


スポンサーリンク

 

並んでいた生菓子は、蝶々、はんなり、都の春、野の春。

なかでも『都の春』は、素性法師の歌「見渡せば 柳桜を こぎまぜて 都ぞ春の 錦なりける」にちなんでいるそうです。満開の桜と柳の芽吹きが混ざり合い、都全体が錦のように美しい様子を詠んだ歌です。 「柳桜」というと、つい枝垂れ桜をイメージしてしまいましたが、本来は「柳の緑」と「桜の淡いピンク」の調和を指すのですね。お菓子の色合いも、その二色が美しく重なっていました。

 

また、珍しい「岩山椒」も購入しました。粉山椒を混ぜた求肥でこし餡を包み、和三盆をまぶしたお菓子です。ここでしか味わえない唯一無二の味を求め、遠方から足を運ぶファンも多いのだとか。その噂を聞いて食べて見たくなったのです。

 

初めていただいた「岩山椒」は、甘い和菓子のイメージを覆す、まさに「通」好みの味わいでした。

 

鍵善良房 四条本店

住所|京都府京都市東山区祇園町北側264

鍵善良房 | 京都祇園の和菓子屋「鍵善良房」のウェブサイト

READING KYOTO

新装版 京都
「ものがたりの道」

京都の深い和菓子の世界をより知ることができる一冊。葵祭や祇園祭、季節の設えに関連して、その時期に食される和菓子の由来や思い出が情緒豊かに綴られています。和菓子を通して京都の歴史や文化をより深く味わいたい方におすすめです。

KYOTO SWEETS GUIDE

月刊京都 2026年3月号
「和菓子、お餅、お団子」

よく知られている評判の餅菓子店やお団子店から、ぜんざいやあんみつがおいしい名店まで幅広く取材。おみやげにも最適な老舗の銘菓情報も充実しています。春の京都散策のお供に、美味しい甘味処を探しているなら必携の最新号です。