阪急百貨店うめだ本店のクリスマスショーウィンドウを見てきたよ!
毎年話題の阪急百貨店うめだ本店のクリスマスショーウィンドウ。
今冬は人形作家・林由未さんによる「不思議の国のアリス」の世界をイメージしたイルミネーションが登場。
えー、これ日本人が作った人形なの?
と思うほど、海外っぽいセンスだと思ったら、林さんは東京藝術大学大学院デザイン科修了後、チェコ国立芸術アカデミー人形劇学部舞台美術科大学院に入学、ペトル・マターセク教授に師事されたそう。
「不思議の国のアリス」の世界観にぴったりな素敵なクリスマスウィンドウでした。
アリスの物語が綴られて行きます。
スポンサーリンク
うさぎを追いかけて穴に落ちゃうアリス。
クリスマスらしくオーナメントが描かれてて素敵。
スポンサーリンク
ドードー鳥の後ろにはクリスマスツリーが飾られています。
林由未さんは舞台芸術かとしても活躍されているそうで、だからでしょうか、ウィンドウいっぱいに華やかでとても素敵です。
大きくなっちゃうアリス
ティムバートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」を見たくなってきた!
あわててびんを下に置きながらひとりごと。
「もうけっこうよ――もう大きくならなくていいから――このままじゃドアを出られない――あんなにたっぷり飲むんじゃなかった!」
なんたること! そうは思ってももはや手おくれ!
ぐんぐん大きくなっていって、たちまちゆかにひざをつくほかなくなり、またたくまにそうするよゆうもなくなって、なんとか横になろうとしてね、ひじをドアにぶつけたり、反対のうでを頭まわりでまるめたり。
まだまだ大きくなるから、最後の手として、うでの片方をまどの外へ出して、片足をえんとつのなかにつっこんで、そこでひとりごと。
「もうこれでせいいっぱい、どうやっても。これからあたくしどうなるの?」
青空文庫 ルイス・キャロル Lewis Carroll 大久保ゆう訳 アリスはふしぎの国で ALICE IN WONDERLAND
クリスマスらしく、右ドアにクリスマスリースがかかってます。
この場面、私は印象に残ってなくて「こんな場面あったかしら?」
「スープにこんなにコショウ、ぜったい入れすぎ!」
アリスのひとりごとも、くしゃみのせいでこれがやっと。
コショウのひどさたるや、あたりにまんえんするほど。
御前さままでときおりはくしゅん、赤ちゃんはというと、ひっきりなしにかわるがわるくくしゅんおぎゃあ。台所にいてくしゃみをしていないのはただふたり、コックと図体のでかいネコ、そのネコは火元のそばに丸まって、耳にとどきそうなくらいにこにこ愛想あいそたっぷり。
「ごめんください、」とおそるおそるのアリス、そのわけはおぎょうぎとして、自分から話しかけていいものか自信がなかったから、
「このネコちゃん、どうしてこんなに愛想がよろしいの?」
青空文庫 ルイス・キャロル Lewis Carroll 大久保ゆう訳 アリスはふしぎの国で ALICE IN WONDERLAND
有名なお茶会のシーンが可愛い!
いちばん人気で撮影している人が多かった場面。
「首はのうなったかえ?」とクイーンの大声。
「みな首なしにてございまする、クイーンさま!」と強者の返事も大声。
「よろしい!」とクイーンの大声、「そちはクローケーができるか?」
おしだまった強者ども、目を向ける先はアリス、つまりどうも、聞かれてるよってことみたいで。
「はいっ!」とアリスの大声。
青空文庫 ルイス・キャロル Lewis Carroll 大久保ゆう訳 アリスはふしぎの国で ALICE IN WONDERLAND
メイキング&人形が動いている動画が公式Youtubeにアップされています。
ショーウィンドウの前はルミナリエみたいに電飾イルミネーションが飾られていて、時間になると音楽が鳴り、キラキラ電飾が光ります。
こちらも毎年見られる名物です。
阪急百貨店うめだ本店
大阪市北区角田町8番7号
JR「大阪」駅から徒歩約4分