【大阪】トランクからベッド!ルイ・ヴィトン「TIME CAPSULE」展 その1(感想レビュー)
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のアーカイブ製品やオブジェと共に、技術・デザインの軌跡を振り返る「TIME CAPSULE」展が、2018年7月14日(土)から8月1日(水)まで大阪・阪急うめだ本店9階にて開催されていて、入場料無料。
軽い気持ちで行ってみたのですが、充実の内容でよかったです。
マドリッド、メルボルン、ロサンゼルスなど世界の主要都市で開催されたエキシビションの巡回展です。
「The key to the codes――メゾンの象徴」、「Journeys around the World――世界を巡る旅」、 「Elegance in Motion――旅するエレガンス」、「Icons of the House――メゾンの多彩なアイコン」という4つのテーマが設定され、ブランドの歴史を時系列に沿って紹介するという内容。
2016年に東京で展覧会「旅するルイ・ヴィトン展」(PRディレクター・齋藤牧里)があったのですが、その延長線上の展覧会なのかな。
会場入り口を撮影したかったのだけれど、セキュリティな男性が10人近くいて撮れる雰囲気では無く中へ。
入場すると、なぜベッドが?と思ったら、トランクから出し入れできる折り畳みベッドでした!
想像をそのまま実現したバッグですよね!?すごい。
ヴィトンでは顧客の要望に合わせてスペシャルオーダーを受けていますが、まさかベッドまで作っているとは!
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グリ・トリアノン・キャンバスのメールトランク(1879年)
コーティング・キャンパス・革・木・真鍮・テキスタイル
手紙を入れるバッグ?と思ったのですが、大昔は重要な文書など直接自分で運ぶこともありましたもんね。
この頃はまだ無地です。
開けたらクローゼットになるトランク。
カッコイイ。
キャンバスとウールの「シアリング・バックパック」キム・ジョーンズ2013-2014秋冬(上)
キム・ジョーンズ (Kim Jones)は7年間ルイ・ヴィトンのメンズのデザインをしてきたデザイナーです。
現在はディオールのデザイナーになりました。
ラグジュアリーとストリートを融合させたデザインが特徴だそうで、シアリング・バックパックを見れば、過去のデザインをベースにキム・ジョーンズらしさが出ているとわかります。
とっても大きなコットン・キャンパスの「スティーマー・バッグ」1935年(下)
今でもスティーマー・バッグは販売されているモデルです。
収納性抜群の旅行バッグとして愛されています。
ちなみにお値段は約60万円。
そしてちょっとうまく写真が撮れなかったのですが、お鍋のようなものが入ってるトランク。
何だろう?と思ったら、タイガ・レザーのキャビア・トランク(2009年)
わ!キャビアを入れるトランクなんだ!
あのお鍋みたいなのに、いっぱいキャビアを、、、ゴクッ。
2009年って結構最近作られたバッグなんですね。
どんな富豪が使ったのでしょう?
キャビアトランクの下段には、ヴィトニット・キャンバスのピクニック・トランク
(1906年)が展示されていました。
とってもお洒落で現代でも通じるデザインです。
こんな貴族が使うようなピクニック・トランクは必要無いけれど、素敵で欲しくなってしまう!
ピクニック・トランクなどはライフスタイルに合わせてトランクを作ることもできるというヴィトン例です。
自分に合った、自分だけのヴィトンのバッグをオーダーしたくなる気持ちがわかりました。