14時頃、茅葺屋根の民家が並ぶ「かやぶきの里」にやってきました。
観光客のピークは過ぎたようですが、駐車場はいっぱい。
困ったなぁと思っていたら、ちょうど出て行く車がいたのでなんとか駐車できました。
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かやぶきの里の全体地図。
最寄りの発信館ゆらりにて地図冊子をもらうこともできます。
まずは橋を渡って茅場を見に行くことにしました。
インディアンが出てきそう!ここは日本なのか~!?
茅場とはススキの畑で、屋根の葺き替えの材料を供給する場所です。
今はこうして束ねてありますが、秋には立派なススキ群が見られるんじゃないかな。
橋からのかやぶきの里の眺め
離れたところから全体を眺めるのもいいですねぇ
かやぶきの里に一歩足踏み入れれば、日本昔ばなしのような家屋がたくさん建ってます。
そして普通に人が暮らしていました。
知らなかった!
入り口に私有地には入らないでください、という注意書きがあり気にはなったんですが、暮らしている住人を見かけてやっとかやぶきの里が一般の民家を見せて頂く場所だと知りました。
ネットでサラッと予習はしたんですが勉強不足でした
住民のみなさんは洗濯物を外から見えないように干していたり、雨戸を閉めて家屋の中が見えないようにしたり、その暮らしはちょっと不自由に見えます。
後で知ったのですが、かやぶきの里は国の伝統的重要建造物群保存地区に指定されており、制約がかかる部分の修理には8割前後の市町村補助や、伝統的建造物及びその土地については、相続税と固定資産税に一定の優遇措置が受けられるようになっていて、伝統的な町並みや建物を活かしたいと考える自治体・住民にとってはプラス要素があるそうですが、見せて頂くという訪れる側の謙虚な気持ちを持つことは大切かなと感じました。
ここから入らないでくださいという立て看板もせず、風情ある街並みを見せる姿勢に良心的だと感じます。アスファルトの上しか歩かないようにしました。
比較的新しそうな茅葺の屋根があったり、 へぇ~、と感心して見ているうちにこのあたりで段々と足がダルくなってきました。日頃の運動不足がたたってるなぁ。
かやぶきの屋根は時間をかけて苔がむしたり味わいが出てくる屋根になるようで、屋根ひとつを見てもそれぞれに個性があって見応えがあります。
ぶらぶら歩いていたら民俗資料館が見えてきて、かやぶき屋根の構造を間近で見ることができるようになっていました。他にも茅葺屋根の喫茶店もありますし、かやぶきの里から近い所にきぐすりやという茅葺屋根の民宿もあるので宿泊体験してみることもできます。
春の花がこれまた風情があって素敵~!
穏やかな空気が心地よく、また機会があったら訪れたくなりました!
かやぶきの里はゆるやかですが坂道なので、あちこち歩き回ると結構な運動量になります。歩きやすい靴を履いていくのがおすすめです。この日は暑かったこともあり帽子を持って行って正解でした。
知井地区にある「北」の集落には50戸のうち38棟がかやぶきの屋根です。
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